2014年11月26日水曜日

岡山「後楽園」の鳥



2014.11.10 後楽園 (延養亭)



2014.11.10 後楽園 (延養亭の屋根の針金)


 

2014.11.10 後楽園 (景観が守られている延養亭付近の園内



2014.11.10 後楽園 (沢の池)東屋の上の鶏



2014.11.10 後楽園 (沢の池)コガモ



2014.11.10 後楽園 (鶴舎)飼育されているタンチョウ

 
  1110日、岡山の「後楽園」に行ってきました。
 
ここは、わが水戸の「偕楽園」、金沢の「兼六園」と並ぶ、日本三名園の一つです。以前に来た時には、自然を残しつつ人為的に見えない風情の「偕楽園」、ある意味で作りすぎた感じのする都会的な「兼六園」に比べて、中途半端な印象を持っていました。しかし、今回、園内の「延養亭」付近から見た景観を周りの現代のビルなどが見えないように、都市計画で守っていることや手入れの丁寧さが解り、改めてその価値を見直しました。江戸時代から飼育されていた鶴(丹頂)も「鶴舎」にいて、その美しい姿を園内によみがえらせていることなど、江戸時代のままの「後楽園」を残そうとしている熱意が伝わってきました。水戸の「偕楽園」は、作られて以降、梅林を削ったり、桜を園内の真ん中に植えたり、景観上ビルが見えるのを防げなかったりしています。「偕楽園」が明治以降その時その時の都合で変化させられてきたことに比べ、「後楽園」では作られた当時の姿がより残されていると感じられました。

鳥に関しては、面白いことが見つかりました。
「延養亭」の茅葺き屋根の針金の線は、茅がカラスに抜き取れるのを防ぐために設置されているとの事でした。カラスが、茅を巣材に銜えて行き、屋根が壊れるのを防ぐためとの事。カラスの鳥の仲間でナンバーワンの賢さ、逞しさ、知恵に、恐れ入りました。また、「沢の池」と呼ばれる園内で一番大きい池の中にある東屋の屋根の上にある鶏は、魔除けと聞きました。鶏は、伊勢神宮などで神の使い(神使)とされています。昔から人間にとって身近な動物でした。また、園内の「鶴舎」というところでタンチョウ(丹頂)という鶴を飼育していました。タンチョウは、現在、日本の釧路湿原付近に棲んでいますが、環境省の絶滅危惧種に指定されている希少な鶴の仲間です。江戸時代には、「偕楽園」の下の田にも飛来もしくは放たれていて、手厚く保護されていました。「後楽園」においても江戸時代から飼育されていると聞き、この鶴が昔から人に愛され大事にされてきた鳥ということを再認識しました。

今回の旅行で岡山の「後楽園」の素晴らしさ、そして地元で大事にされている事の一端に触れられた気がします。わが水戸市でも、本来の偕楽園の姿を取り戻せないかなどと考えてしまいました。江戸時代に「偕楽園」の下の田でタンチョウが子を産んだ記録がある場所に「田鶴鳴橋」という橋の名しか残っていないのでは、岡山市の現況に比べて寂しい限りです。

2014年8月9日土曜日

高峰山のルリビタキの囀り

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2014.07.27 高峰山 ルリビタキ(囀りのみ) 
 

2014.07.26 池の平湿原 ホオジロ
 
2014.07.27 高峰山 エナガ

2014.07.26 池の平湿原 (アヤメの花)


  726から27日にかけて、長野県の池の平湿原・高峰山で、植物の観察会に参加しました。
池の平湿原は、標高2,000m、噴火口跡と言われています。高峰山は、標高2,092m、頂上には高峰神社があり27日は偶然に例大祭のお祭りでした。
池の平湿原では、お花畑に咲いてるような、アヤメやコマクサなどを楽しむことができました。鳥では、ホオジロやウグイスの囀りが聞かれました。
   高峰山では、なかなか姿を確認できませんでしたが、ルリビタキが盛んに囀っていました。水戸市の近くではルリビタキの冬の地鳴きしか聞けませんので、それと解るほどルリビタキの囀りを聞けたのは、初めての経験でした。また、カラ類の混群にも出くわし、コガラやエナガを確認できました。2,000m級の山は、水戸市辺りの気候とは違い空気も澄んでいて、爽やかな夏を満喫してきました。

2014年6月28日土曜日

トルコのイエスズメ(家雀)


2014.05.29  トルコ  イエスズメの雄と巣
 
2014.05.29 トルコ  イエスズメの雄
 

  529日、トルコのイスタンブールの近く、ヨーロッパ側のドライブインでイエスズメの子育てを観察することができました。
 
このイエスズメは世界で一番広い地域にわたり棲んでいるということですが、日本ではまず見ることのできないスズメの仲間です。ヨーロッパなどでは、日本のスズメのように人の近くで生活しています。では日本のスズメと同じ種類がヨーロッパにいないかというと、そう言う訳ではなくて、人里離れた森や山に暮らしていて、英名でTree Sparrowと言われます。もし日本にこのイエスズメが侵入してきたら、今いるスズメは人里近くからヨーロパのように山の方に追いやられてしまうかもしれません
 
大きさは、スズメよりやや大きく、オスはスズメに似ていますが頬の黒斑がなくて、全体に黒っぽく見えました。
 
人の近くにいて何処でも見られる日本のスズメですが、最近数を減らしつつあるといわれます。そう言われれば、私の周りでも数が減ってきているような気もします。原因の一つとして、瓦屋根が減ったため瓦屋根の隙間や軒下に営巣することの多い雀の子育てが難しくなったのかな、などと考えてしまいます。日本のスズメの行く末や如何に。

2014年6月10日火曜日

エフェソスのコウノトリの仲間(朱嘴鸛)

2014.05.30 エフェソスのコウノトリの仲間(朱嘴鸛) 
 


2014.05.30 エフェソス (アルテミス神殿の柱)

 
  530日、トルコのエフェソスに行って、観光してきました。ここは、ギリシアの女神アルテミス崇拝で有名なギリシア人の古代都市でした。その後、紀元前2世紀に共和政ローマの支配下にはいり、エジプトの女王クレオパトラ7世がマルクス・アントニウスと共に滞在した地でもあったとの事。現在はローマ時代に建てられた遺跡が残っているだけでしたが、思っていた以上に小さかったトロイの遺跡に比べてはるかに大きく、世界の七不思議の一つと言われた「アルテミス神殿」の柱だけでも、当時の栄華を想像することができました。
このアルテミス神殿の残骸を積み上げた柱の上で、コウノトリの仲間でシュバシコウ(朱嘴鸛)の子育てしている姿を見る事ができました。このシュバシコウ(朱嘴鸛)はヨーロッパで繁殖しますが、東アジアで見られるコウノトリとは、嘴の色が赤いことなど、異なる点があります。しかし、近年の研究では、両者を亜種として分類しないとする説もあるようです。ヨーロッパでは家の屋根や塔に営巣する習性があり、赤ん坊や幸福を呼ぶ縁起の良い鳥として親しまれています。トルコでは、カッパドキア付近の畑でも十羽程確認できました。危害が加えられず人を恐れていないようです。
日本では、かつて全国に生息していたコウノトリを、現在ほとんど見ることができませんが、復活しようという動きもあります。「兵庫県立コウノトリの郷公園」では、2005年から放鳥するなど保護繁殖・野生復帰などの活動を行っています。また、無農薬など、地域と連携した取り組みもなされています。いつの日か、水戸市の上空をはばたくコウノトリの姿を見ることができればと思います。
トルコは、思っていた以上に広く、自然が豊かでした。人口比率で若い方も多いとの事なので、今後近代化が進む気配があります。様々な文明の交わるところで、想像以上に遺跡が残っています。親日的な国民性は、短期間の旅行からも十分に感じることができました。

2014年5月4日日曜日

アランフェスのクロウタドリ

2014.04.06 クロウタドリ
  4月6日、スペインのアランフェスに行って、観光してきました。ここは、ギターの協奏曲で私も名前だけは知っていたのですが、王宮と庭園が世界遺産との事で、静かな佇まいの町の中にありました。

ここでは、クロウタドリの囀りと姿を近くで楽しむことができました。クロウタドリは、スズメ目ツグミ科で、ヨーロッパ西部では通年見られ、春の訪れを感じさせてくれる鳥とのことです。季節は新緑で、鳥が囀り、花も一斉に咲き始めていました。

このクロウタドリは、日本ではほとんど見ることができませんが、クロツグミ(スズメ目ツグミ科)に似ていると思われました。鳴き声も、クロツグミほどではないにせよ、美しく心地よいものです。色は、英名(英語ではBLACKBIRD)の通り、オレンジ色の嘴と目の周りを除き、ほぼ全身が艶のある黒色です。黒色といっても様々ですが、ハシブトガラスの黒は紫がかって見えますし、ハシボソガラスの黒は茶色がかって見えます。それと違い、黒猫の黒色と近いように見えました。

スペインは、空が抜けるような青さで、空気が爽やかでした。アランフェス宮殿はヨーロッパ風でしたが、アルハンブラ宮殿は座って生活していたイスラーム人が生活していたせいか、親しみのもてるイスラームの建築ということが実感できました。

2014.04.06  スペインのアランフェス宮殿

2014.04.06  アランフェス宮殿の庭園
 



2014年2月26日水曜日

皇都川・御前山ダム


2014.02.23 皇都川の清流

2014.02.23 御前山ダム(キンクロハジロなど)

2014.02.23 御前山ダム
(昔あるいた橋がダムの水に水没している)
 
  2月23日、城里町の赤沢地内を流れる皇都川から常陸大宮市大字上伊勢畑地内の「御前山ダム」に行って、カモなどを観察してきました。皇都川は、赤沢富士と御前山の間を流れる清流で、野鳥をよく見に行くところです。この川沿いで様々な鳥が楽しめます。渡りの時期などには、この辺では珍しいオオモズなども観察したことがあります。今回は、マヒワの群れやエナガ、カワセミの求愛行動と思われる様子などを見ることができました。
 
その後、前回紹介した御前山ダムに行きました。今回は、オシドリは数羽程度で、その他のカモも数が減少していました。それでも、キンクロハジロ、マガモ、カルガモ、カイツブリなどが観察できました。日差しが春めいてきました。

2014年1月8日水曜日

御前山ダムの鳥


2014.01.05御前山ダム キンクロハジロやオシドリなど

2014.01.05御前山ダム ノスリ

2014.01.05御前山ダム ベニマシコ
 
 
  15日、常陸大宮市大字上伊勢畑地内の「御前山ダム」に行って、カモなどを観察してきました。ここは、農業用水確保のために作られて、2011年に竣工したダムです。ダムは、相川という小さな川をせき止めて作られました。私は、ダムができる前の何十年前からか、この場所に鳥見などに通っていましたが、オオマシコやクロジなども個人的に最初に確認できた、この辺りでは一際自然豊かな場所でした。
しかし、その場所は、今では水の底になってしまいました。代わりにダム湖の水面で多くのカモ類が観察できました。キンクロハジロやマガモは数百羽という数で、この辺で珍しいと思われる50羽程のオシドリの群れなどです。
他には、整備された湖畔の歩道を歩きながら、ノスリの舞う姿やベニマシコの姿も楽しめました。